コムシのセカイ
コムシってどんな虫? 土の中に住んでいるコムシたちの世界と、
コムシ研究の諸々を紹介します。
研究者プロフィール
関谷 薫 博士(理学)
Kaoru Sekiya PhD.
所属:
筑波大学
計算科学研究センター 広報・戦略室
主任研究員
履歴:
2003. 4. - 2007. 3. 筑波大学 第二学群 生物学類
2007. 4. - 2009. 3. 筑波大学 生命環境科学研究科 構造生物科学専攻
2009. 4. - 2012. 3. 筑波大学 生命環境科学研究科 生物科学専攻
2010. 4. - 2012. 3. 日本学術振興会 DC2
2012. 4. - 2012. 9. 信州大学 全学教育機構 非常勤講師(生物科学 l)
2012. 9. - 2012. 11. The Academy of Natural Sciences of Drexel University, USA 客員研究員(Jessup fellow)
2012. 12. - 2013. 3. 筑波大学 菅平高原実験センター 技術補佐員
2013. 4. - 2013. 9. 信州大学 全学教育機構 非常勤講師(生物科学 l)
2013. 7. - 2014. 3. 筑波大学 菅平高原実験センター 技術補佐員
2014. 4. - 2014. 5. 信州大学 非常勤講師(全学教育機構:「生物科学 l」・繊維学部「進化生物学」)
2014. 6. - 2016. 2. 筑波大学 URA研究支援室 リサーチ・アドミニストレーター
2016. 3. - 筑波大学 計算科学研究センター 広報・戦略室 主任研究員
【論 文】
原著論文(査読あり:英文)
1. Kaoru SEKIYA and Ryuichiro MACHIDA
Embryonic Development of Occasjapyx japonicus (Enderlein): Notable Features (Hexapoda: Diplura, Dicellurata).
Proceedings of the Arthropodan Embryological Society of Japan, 44, 13-18. (2009).
2. Romano DALLAI, David MERCATI, Antonio CARAPELLI, Francesco NARDI, Ryuichiro MACHIDA, Kaoru SEKIYA and Francesco FRATI
Sperm accessory microtubules suggest the placement of Diplura as the sister-group of Insecta s.s. Arthropod Structure and Development, 40, 77-92. (2011).
3. Kaoru SEKIYA and Ryuichiro MACHIDA
Formation of the Entognathy of Dicellurata, Occasjapyx japonicus (Enderlein, 1907) (Hexapoda: Diplura, Dicellurata).
Soil Organisms, 83, 399-404. (2011).
4. Bernhard Misof, Shanlin Liu, Karen Meusemann, Kaoru SEKIYA 他(101人中57番目)
Phylogenomics resolves the timing and pattern of insect evolution. Science, 346, 6210, p.763-767. (2014)
原著論文(査読あり:和文)
1. 関谷薫・町田龍一郎
ヤマトハサミコムシ Occasjapyx japonicus (Enderlein) の発生学的研究(六脚類・コムシ目・ハサミコムシ亜目).
Proceedings of the Arthropodan Embryological Society of Japan, 45, 9. (2010).
2. 関谷薫・町田龍一郎
ヤマトハサミコムシ Occasjapyx japonicus (Enderlein) の胚発生のステージング.
Proceedings of the Arthropodan Embryological Society of Japan, 46, 9. (2011).
学位論文
A. 修士論文
関谷 薫
ヤマトハサミコムシ Occasjapyx japonicus (Enderlein) の発生学的研究(六脚類・コムシ目・ハサミコムシ亜目)(Thesis): 1-40, 2009
平成 21 年 3 月 25 日
B. 博士論文
Kaoru SEKIYA
Embryological Studies on Occasjapyx japonicus (Enderlein) (Hexapoda: Diplura, Dicellurata) (Thesis): 1-113, 2012
平成 24 年 3 月 23 日
【総 説】
1. 福井 眞生子・関谷 薫・富塚 茂和「六脚類のベーサルクレードの系統・進化を探る−胚と胚膜の機能分化の進化的変遷」
昆虫と自然、平成24年10月30日発行 Vol. 47, No. 11(pp. 10~14)
2. 富塚 茂和・関谷 薫・福井 眞生子「内顎類は有効か?−比較発生学からの検証−」
昆虫と自然、平成24年10月30日発行 Vol. 47, No. 11(pp. 5~9)
【著 書】
1. 関谷 薫・福士 碧沙「コムシのハナシ」、iBooks 対応電子書籍、平成25年11月1日発行(14 pp.)
http://kaoru-s.wix.com/dipluran-world よりダウンロード可能
【その他(口頭発表論文等)】
国際会議
A. 招待講演
1. ○Kaoru SEKIYA and Ryuichiro MACHIDA
Embryonic Development of a japygid, Occasjapyx japonicus (Enderlein) (Diplura, Dicellurata). 5th Dresden Meeting on Insect Phylogeny, Dresden, Germany, September 2011.
Proceedings of 5th Dresden Meeting of Insect Phylogeny, p. 20-21.
2. ○Shigekazu TOMIZUKA, Kaoru SEKIYA, Makiko FUKUI and Ryuichiro MACHIDA
Entognathy formations of three entognathan constituents, Protura, Collembola and Diplura. 24th International Congress of Entomology, Daegu, Korea, August 2012.
B. 一般講演
1. ○Kaoru SEKIYA and Ryuichiro MACHIDA
Embryonic Development of Occasjapyx japonicus (Enderlein): An Outline (Hexapoda: Diplura, Dicellurata). The 43rd Annual Meeting of the Arthropodan Embryological Society of Japan, Tsukuba, Japan, July 2007.
Proceedings of the 43rd annual Meeting of Arthropodan Embryological Society of Japan, p 5.
2. ○Kaoru SEKIYA and Ryuichiro MACHIDA
Entognathy formation in Diplura: Phylogenetical implications (Hexapoda: Diplura). 8th International Seminar on Apterygota, Siena, Italy, September 2010.
Proceedings of 8th International Seminar on Apterygota, p. 68.
3. ○Kaoru SEKIYA and Ryuichiro MACHIDA
Formation of germ band in Diplura, with special reference to the differentiation of germ layers (Hexapoda). 24th International Congress of Entomology, Daegu, Korea, August 2012.
C. ポスター発表
1. ○Daniela BARTEL, Alexander BLANKE, Alexander BOEHM, Makiko FUKUI, Ryuichiro MACHIDA, Karen MEUSEMANN, Bernhard MISOF, Yasutaka NAKAGAKI, Gunther PASS, Malte PETERSEN, Kaoru SEKIYA, Nikolaus Urban SZUCSICH, Gerald TIMELTHALER, Shigekazu TOMIZUKA and Manfred WALZL
Origin and early splits in hexapods: a multidisciplinary approach within the international initiative 1000 Insect Transcriptome Evolution (1KITE). 24th International Congress of Entomology, Daegu, Korea, August 2012.
国内学会・シンポジウム
A. 招待講演
1. 関谷薫
安藤裕賞受賞講演「ヤマトハサミコムシ Occasjapyx japonicus (Enderlein) の発生学的研究(六脚類・コムシ目・ハサミコムシ亜目)」
第 48 回日本節足動物発生学会、筑波大学、2012 年
2. 関谷薫
コムシ目の比較発生学的研究−内顎類の再検証−
第 71 回日本昆虫学会、小集会「比較形態学の重要性−系統関係と形態進化の理解への貢献−」、信州大学、2011 年
3. 関谷薫
コムシ目の比較発生学的研究—原始的昆虫類の進化変遷の再検討—
第86回日本動物学会、「数ミリ以下の動物学IV」、新潟大学、2015年
B. 一般講演
1. ○関谷薫・町田龍一郎
ハサミコムシ Occasjapyx japonicus (Enderlein) の胚発生の概略:(六脚類・コムシ目・ハサミコムシ亜目)
第 27 回菅平前口動物学セミナー、筑波大学、2006 年
2. ○関谷薫・町田龍一郎
ヤマトハサミコムシ Occasjapyx japonicus (Enderlein) の胚域形成におけるいくつかの知見:(六脚類・コムシ目・ハサミコムシ亜目)
第 28 回菅平前口動物学セミナー、筑波大学、2007 年
3. ○関谷薫・町田龍一郎
ヤマトハサミコムシ Occasjapyx japonicus (Enderlein) の発生学的研究−内顎口の形成について−
第 44 回日本節足動物発生学会、信州大学、2008 年
4. ○関谷薫・町田龍一郎
ヤマトハサミコムシ Occasjapyx japonicus (Enderlein) の内顎口形成(六脚類・コムシ目・ハサミコムシ亜目)
第 29 回菅平前口動物学セミナー、筑波大学、2008 年
5. ○関谷薫・町田龍一郎
ヤマトハサミコムシ Occasjapyx japonicus (Enderlein) の発生学的研究(六脚類・コムシ目・ハサミコムシ亜目)
第 45 回日本節足動物発生学会、茨城大学、2009 年
6. ○関谷薫・町田龍一郎
ヤマトハサミコムシ Occasjapyx japonicus (Enderlein) の発生学的研究(六脚類・コムシ目・ハサミコムシ亜目)
第 80 回日本動物学会、静岡大学、2009 年
7. ○関谷薫・町田龍一郎
日本産コムシ目について
第 69 回日本昆虫学会、三重大学、2009 年
8. ○関谷薫・町田龍一郎
ヤマトハサミコムシ Occasjapyx japonicus (Enderlein) の発生学的研究−胸部外部形態について−(六脚類・コムシ目・ハサミコムシ亜目)
第 30 回菅平前口動物学セミナー、筑波大学、2009 年
9. ○関谷薫・町田龍一郎
ヤマトハサミコムシ Occasjapyx japonicus (Enderlein) の胚発生のステージング(六脚類・コムシ目・ハサミコムシ亜目)
第 46 回日本節足動物発生学会、獨協医大、2010 年
10. ○関谷薫・町田龍一郎
ヤマトハサミコムシ Occasjapyx japonicus (Enderlein) の発生学的研究(六脚類・コムシ目・ハサミコムシ亜目)
第 81 回日本動物学会、東京大学、2010 年
11. ○関谷薫・町田龍一郎
ヤマトハサミコムシ Occasjapyx japonicus (Enderlein) の発生学的研究−腹部付属肢形成について−(六脚類・コムシ目・ハサミコムシ亜目)
第 31 回菅平動物学セミナー、筑波大学、2010 年
12. ○関谷薫・町田龍一郎
ヤマトハサミコムシ Occasjapyx japonicus (Enderlein) の胚発生
第 47 回日本節足動物発生学会、名古屋大学、2011 年
13. ○松村洋子・関谷薫
「比較形態学の重要性 −系統関係と形態進化の理解への貢献−」趣旨説明
第 71 回日本昆虫学会、小集会「比較形態学の重要性−系統関係と形態進化の理解への貢献−」、信州大学、2011 年(小集会発起人:松村洋子・関谷薫)
14. ○関谷薫・町田龍一郎
コムシ目の内顎口形成−ナガコムシ亜目の内顎口形成の再検証−(六脚類・コムシ目)
第 49 回日本節足動物発生学会、筑波大学、2013 年
15. ○関谷薫・Robert T Allen・町田龍一郎
長野県におけるコムシ目の多様性
第 34 回菅平動物学セミナー、筑波大学、2013 年
C. ポスター発表
1. ○関谷薫・Robert T Allen・町田龍一郎
中部地方におけるコムシ目の多様性 -Diversity of Diplura in Central Japan-
JALPS 年次報告会、筑波大学、2013 年 (ポスター発表)
2. 関谷薫
長野県におけるコムシ目の記録
第 40 回日本土壌動物学会大会、横浜国立大学、2017年
3. 関谷薫
長野県高標高地帯で得られたナガコムシ科の1種と北米産 Haplocampa 属との類似について(六脚類・コムシ目)
第 53 回日本動物分類学会大会、海洋研究開発機構、2017年
賞与等
平成 20 年 3 月 25 日 筑波大学生命環境科学研究科生物科学専攻 専攻長表彰
平成 21 年 4 月 10 日 日本科学協会 笹川研究奨励賞
平成 24 年 3 月 14 日 The Academy of Natural Sciences of Drexel University, Jessup and MacHenry Award
平成 24 年 6 月 7 日 日本節足動物発生学会 安藤裕賞(若手奨励賞)
競争的資金獲得状況
1. 笹川研究助成(日本科学協会)
助成年度:2009 年度(課題番号:21・504)
課題名: “コムシ目ハサミコムシ亜目の比較発生学的研究
−六脚類の高次系統の再構築を目指して−”
代表者:関谷 薫
研究分担者:なし
2. 科学研究費補助金 特別研究員奨励費(DC2)(日本学術振興会)
助成年度:2010-2011 年度(課題番号:22・162)
課題名:“ハサミコムシ亜目の発生学的研究
−六脚類高次系統「内顎類−外顎類システム」の検証−”
代表者:関谷 薫
研究分担者:なし
3. 海外発表促進助成 (財団法人日本科学協会)
助成年度:2012 年度
課題名: Formation of germ band in Diplura, with special reference to the differentiation
of germ layers (Hexapoda)(第 24 回国際昆虫学会にて発表)
代表者:関谷 薫
研究分担者:なし
4. Jessup Fellowship (the Academy of Natural Sciences of Drexel University)
助成年月日:2012 年 9 月 12 日〜2012 年 12 月 2 日
課題名: Taxonomic revision of Diplura in Japan
代表者:関谷 薫
共同研究者:Dr. Robert T. Allen
5. 科学研究費助成(財団法人長野県科学振興会)
助成年度:2013 年度
課題名:“コムシ目の分類学的研究−多様性把握のための手法確立を目指して−”
代表者:関谷 薫
研究分担者:なし
社会貢献活動
1. 平成24年度 7 月 筑波大学公開講座 ナチュラリスト養成講座 「ミクロ視点の生物学 −細胞・遺伝子・DNA−」 講師
2. 平成24年度 1 月 筑波大学公開講座 ナチュラリスト養成講座 「雪原の動物たち」 講師
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